2013年4月号 of NPO法人旭川ひだまりの会

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月刊ひだまり通信 ホッとコーナー
2013年4月号


 少しずつ春めいてきましたね。新しい環境でスタートする方もおられますでしょうが、皆さまいかがお過ごしでしょうか?ひだまりでも色々と変化があり、皆、フレッシュな気持ちで仕事に励んでいます。
 ホームページも、皆さまに楽しんでいただけるように、頑張りますので、よろしくお願い致します。今月も北海道旭川よりお届けいたします。

お便り紹介コーナー


 ひだまりに通いはじめてから、毎日が楽しく充実してます。病気になって、一時期は就職に対してのやる気をなくなっていましたが、ひだまりで優しいスタッフの方々や友人たちと話したり活動しているうちに、こんなにも頑張っている人たちがいるんだから私も一生懸命やらなきゃと思うようになりました。私はひだまりのみんなが大好きです。力不足はありますが、みんなのためになりたいと思って活動してます。
(コメントm・hさん)


 広報部に入ったおかげで、エクセルとワードが使えるようになりました。うれしかったです。(S.Y)


 広報部に入ってからの感想
 広報部に入らせて頂いてからどのくらい経ったのかを考えてみると、ひだまりに入ってからは2年半くらいで、おおよそその半分くらいは経ったのかなと思います。
広報部に入って良かったことは、行事の企画から反省まで、深く関われることによって、楽しみが何倍かに増えるというところです。
また記事を書くことによって普段の自分を振りかえることが出来て、次にどう生かせるか考える事にもなります。
話し合いをするという点においても、行事などがよりよくなる為にどうしたら良いかを考えることで、話し合いを重ねる程に内容が充実していくことが良いところだと思います。
また、見学の方など来客の方がいらっしゃるときにも、ひだまりの紹介をさせていただいたり、色々な方と会話をすることで、練習になり、やりがいを感じることが出来ます。
広報部は私にとって重要な位置にあるものです。これからも様々な形で対話を重ねていったり、ひだまりの沢山の魅力を引き出していくことを、皆で出来たらいいなと思います。
最後に、様々な人々のおかげで私は自分の活動が充実していっているという事に、感謝したいと思います。ありがとうございます。(S.T


 私は、圭泉会のドクターのおかげで就労継続支援B型から、就労継続支援A型の活動として、今年の3月の月末に美瑛に行くことになります。そこで辛抱して、みんなと仲良く仕事をして勉強して、そこで、もしも経営者がよければ、長く働きたいと思います。
(まずは、ひだまりでB型で、うららで、けいさつです。)(A.T)

3月14日 職場見学にいってきました


 今年初めての職業見学は精肉会社の小滝畜産さんにおじゃましました。3月14日天気は晴れ。惣伊田理事長の運転する大きなワゴン車に揺られながらみんなで社会見学をしに行って来ました。
 小滝畜産についてご紹介します。小滝畜産はお肉屋さんで、内臓やレバーのすじなどを丁寧に取り除いて処理し、スーパーや食堂に提供しています。主な取引先はみなさんもよく知っているラルズマートやフジスーパー、また北海フードなどです。その他多くの中間問屋に卸しています。忙しい時期はバーベキューをする人が増える5月、6月、7月、8月だそうです。

 部長さんからのアドバイス 
私たち小滝畜産は食品を扱う会社なので衛生面には特に気を使っています。まずは二階で長靴を履き手を洗い、作業場に降りて白衣・帽子・マスクを身につけます。これを徹底したことで2,3年前に比べてはるかに髪の毛が混入するなどといったことがなくなりました。ひだまりさんでもより衛生面に気を付けて頑張ってくださいね。

 最後にみんなで部長さんに色々質問しました。その質問内容と回答をいくつかご紹介します。みんな頑張って質問していましたよ。
Q: 何人従業員がいるのですか?       
A: 12~13人です。 
Q: ひだまりOBのYさん以外の従業員の人の勤務時間は?  
A: 7:00~17:00です。 
Q: 男女の割合は? 
A: 女性はごく少数でほとんどが男性です。 
Q: 仕事でスピード面は重視されますか? 
A: スピードより正確さを求めています。 
スピードは後からでもいくらでも身につけることが 
できますが正確さは最初に身につけなければ 
後々仕事が雑になってしまうからです。


 参加者の感想

 ひだまりビルに13:40分ごろ出発し、小滝畜産に行って来ました。
 小滝畜産に着いて、職員さんが職場の案内をしながら、仕事の説明受けました。内容は、内臓やレバーやすじや、異物などきれいに取り除いたりするのですが、説明を聞きながら私たちは、遠くで見てました。なぜかというと衛生管理を重視して白衣や帽子と長靴などを付けて、髪の毛や異物混入を防ぐため気を付けていると説明を受けて、その様子からなるほどと思いました。徹底しているため、2、3年前よりはるかに衛生面が良くなっていることです。
 ひだまりの卒業生さんは、なべ・床など掃除しているのを見かけました。一緒に働いている人とうまく仕事をしているのですごいとおもいました
(ユッちゃん)


 今回の小滝畜産の職場見学は、精肉の仕事をした事もなかったのですが、見学ができて自分の為になるチャンスなので見学に行きました。
 見た印象は、工員さんが精肉作業を手際よくしているのを見て、早くていねいな仕事ぶりでした。
 また、ひだまりOBのYさんも、自分の仕事に自信を持って作業をしているようで、部長さんや職員の人達から信頼も厚いし、自分の担当する仕事を一人で責任を持って任されるというのは、すばらしい事だと思います。
 他には、会社の取引先や、仕事の姿勢、繁忙期の時期や、職場での殺菌や、清潔面服装など、色々基本的な事を教えてもらい為になりました。
 あと、トラックでの配達作業、営業回りはとても大変そうですが、生きる為に働くっていう大事な事も分かり、とても参考になりました。
 今後、自分自身社会で生活できるかどうかはわかりませんが、ひだまりの作業を頑張って行きたいと思います。(U.T)

3月22日 職場見学にいってきました


 3月22日に2件の職場見学に行ってきました。1件目はひだまりメンバー卒業生が努めている北盛ウッドさんを訪れました。ここでは事務作業とカーペットに使われているカタログの素材はずし等を教えてもらいました。仕事はきつそうに見えたけどひだまりメンバー卒業生は元気よく頑張っているように見えました。
 2件目は健生舎さんを訪れました。ここは大型機械を使用してクリーニングの作業をしているところです。内容はタオル包装や洋服の洗濯、布団洗いといった仕事をしています。ここのあいさつの仕方は「わくわくさまです。」といったユニークなあいさつが印象に残りました。また障害を持っているメンバーも多くスタッフもやさしく皆頑張っているように見えました。
 今回の職場見学は就職に向けての勉強とその心構えが身にしみた職場見学でした。




 健生舎での感想

クリーニング工場の健生舎さんへ見学に行かせて頂きました。
第1工場から第3工場まであるとのことで、順番に見学させていただきました。
始めに会社のかたから伝えてもらったことは 「お疲れ様」の声かけをする代わりに、「わくわく樣です」ということをしているとのこと。
皆すぐに挨拶をしてけんせい社の方には、順応性が高い!とお褒めの言葉をいただきました。
男性従業員の方を紹介されましたが、様々な受注先から今日はどこの会社が洗濯物を受けているのかを全て記憶している方を紹介されました。その方の能力を示すことの一つとして、何年何月何日生まれということをこの方に伝えると何曜日生まれかがわかるということを披露して下さいました。皆感嘆の声をあげていました。

まず最初に、おしぼりや、衣服、Yシャツ、布団、シーツなどの洗濯やプレス作業を見てきました。
燃料のことですが、化石燃料は使わずに、木片のチップを燃やして蒸気を使っているボイラーだそうです。その場所を見学しました。

次におしぼりの作業の場所を見学しました。まず手で半分にたたんでから、機械を通して丸めて袋に詰めるという工程をひだまりメンバー計4人が体験をさせていただきました。
タオルの、丸まってから出来る端の部分をまっすぐにするのが難しいという事が分りました。

Yシャツをマネキンのような形の機械に被せて仕上げると言う工程の部分には1枚36秒が目標と書かれていました。ここではこの日が発出勤日の方が頑張って作業されていました。今年に入って9名の新入社員さんを雇われたそうです。

布団を洗っている場所では、お湯をかけながら手で水分を押し出して洗っていました。布団は約5時間で乾燥するそうです。又修繕も行っているとのことでした。毛布やじゅうたんも洗うそうです。

老人ホームの洗濯物を扱っている場所へ案内されると、とても仲良さそうな雰囲気の皆さんがいらっしゃって代表の方が挨拶して下さいました。もう使えなくなったシーツなどを裂いてウエスにしたりしているとのことでした。印刷会社やガソリンスタンドなどでそのウエスを買ってもらっているそうです。

シーツの乾燥をしている場所では大きな機械に4人ほどが並んで、洗ったシーツの山から機械に四隅を挟める作業をしていらっしゃいました。1時間に300枚程仕上げるそうです。

<理事長さんのお話>

ハンデを持った方の雇用を頑張っているそうです。3、4人で一人前の仕事をしてくれればいいと考えていいとのこと。現在B型の方はおしぼりの作業で、移行支援では工場で働いていらっしゃいます。工場では障がいを持った方が8名中6名けんせい社に就職しています。障がいを持った人がけんせい社を利用しているのは40名、就職している方も40名位いて全員合わせて80名近くの方が働いています。従業員さんは、200名位いらっしゃるそうです。

ハンデを持った方にも働く喜びを味わってもらいたいという思いで作り上げてから20年が経つそうです。

就業時間に関してですが、9:15始まりで、終了の時刻は工場によってや、その日の仕事量でばらつきがあったりするそうです早くて3時、遅くて6時頃になるそうです。バスは最終バスの時刻に合わせて、2台で送迎しているそうです。

工賃に関してですが、一日に300円から始めて、3万から5万。移行支援羽最低賃金の7割で503円位で8~9万。けんせい社に就職した方は10万~11万、となっています。週休2日です。給食については、1食430円です。
パートさんが働いていらっしゃって、フォローをしてくれています。

古関さんから、こういうことが出来るようになったらいいというのはありますか?という質問に、理事長さんが答えてくれました。それは、①休まない、②体力がある、③指示されたことを素直にすること。だそうで、それらが出来るようになると生産性を求めるようになるとのことでした。

出来ないことがある場合についての回答では、数を数えられない方は折る作業だけでもしてもらったりという事でもいいとおっしゃっていました。
また、失敗してしまったらどうなるのでしょうかということが挙がった時には、それは、毎日の繰り返しで覚えてもらうのだと言うことでした、やさしくいうというような区別の仕方はしていなく、注意は同じようにするとのことでした。
出来たらほめてあげる、認めてあげるというのも大事にしているそうです。

理事長さんも職場に入っていることが多く、社長さんも冗談を言ったりして声かけしているとのことで、雰囲気が良さそうな印象を受けました。

長く働いている方は何年位の方がいらっしゃるのですかという質問に16年の方もいらっしゃるとのことでした。

NPO法人としては4年経っているそうです。適応訓練からはじめる方法もあるそうです。また、職場への適応率が高いそうです。
障害を持った方の能力は無限であるという話もされていました。ボイラーの資格を頑張って取った方がいらっしゃったり、うまく歩けなかった方も、仕事が訓練となって歩き方が変わったりしたそうです。

最後に、支援している人も一緒に汗して働く、潜在能力をいかしていくということを大事にしているとお話して下さいました。

健生舎さんの皆さま今回は見学に行かせていただいて大変貴重な時間をいただけてうれしいです。ありがとうございました。



 職場見学の感想
            ペンネーム S.T
 見学させて頂いたのは健誠舎と北盛興業株式会社の2か所です。健誠舎はクリーニング屋さんでした。見に行きたかった理由は、知り合いがお話を聞かせてくれた時に、障害者の雇用をしてると聞いたからです。Yシャツ、おしぼり、布団をきれいにするお仕事を一日に目標枚数できるように頑張って働いている姿を見て、大変そうだと思いました。北盛興業株式会社は産業廃棄物を取り扱っている会社でした。見に行きたかった理由は、ひだまりの卒業生さんが働いているからです。実際にしている作業で、紙を台紙からはがすというのを体験させて頂きました。自分の夢を叶えて就職している方たちは素晴らしいと思いました。私も頑張ります。

「ホッとコーナー」の名称の由来


あたたかい、そして安心できる場所
障害を持つ方に、あたたかく、安心できる場所
旭川ひだまりの会は、色々な活動を通して
障害を持つ方の、社会復帰をお手伝いします

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